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杉村一輝。
八神市の隣にある川崎市の中学校の生徒で、2ヶ月前に政府の所持していた日本刀二本を持ち出し逃走し殺人罪の罪を着せられ今もな逃げ続けている全国指名手配犯だ。
もちろん托斗はあの杉村一輝が殺人罪なんて信じてない
同じ剣道をしている人間だから
「物騒になったな…この国も、未成年犯罪の増加…本当に怖いな。托斗。頼むからお前はこんな人間になるなよ?」
父がニュースを見て、答えた。「こんな人間」とは杉村一輝の事を言っているのだろう。なんかいろんな意味で腹がたったが両親の事はもう二年前から信じてない
兄さんがいなくなってから、俺には何も教えてくれない
他人だから?
ふざけてる。
『つきましては、この全国指名手配犯杉村一輝の捜索を全国の県警と共に全力をもって行方を追いつめてみます。そして…今回はもう一つ新たな速報があります』
ニュースキャスターの女の人はそのまま止まらずに速報とよべる内容を読み出した
『今回、政府は9月27日を持ちまして国家特別法00』
「!?」
肝心なところで父がテレビの電源を突然きった。
「托斗。テレビ見ている時間なんてないだろ?早く部活の支度しろ」
そういうと父は朝食を食べ終えると、両手を揃えて「ごちそうさま」と言って椅子から立ち上がりスーツと鞄を持って仕事に向かった。
托斗も時計を見て、焦りはじめ急いで朝食を食べ始めた
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