9月22日

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会議室をあとにした男は、廊下に出ると待機していた中年の男が立ち上がりお辞儀した。 「ずいぶん早いじゃないか…鈴木」 「まぁついさっき戻ってきたからな…今回のゲームもなかなか面白い結果だったよ」 鈴木と呼ばれた男はまさしく、2ヶ月前の川崎中学校を担当した鈴木 貴史 今回もゲームを担当し今帰ってきたところだった。 「そうか。あっ、お前に伝えておく…今回の報告会議で剣道限定廃止政策は新しくルールが追加された それと同様に今回の実施校も決まった」 男はそういうと、資料三枚を貴史に手渡すとそれをみた貴史は一通り目を通した。 すると口元が笑い胸ポケットからタバコを取り出した 「へぇー…面白いルールだな 実施校はどこなんだ?」 タバコに火を付け一息ついた。 貴史もどうやら今回の新しいルールには納得のようだ。 「実施校は川崎市の隣町…八神市八神中学校だ」 「!?」 貴史が実施校を聞いて反応した。
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