恐怖

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マイ「私マイって言います、よろしくお願いします」 「おう、そうか、俺は京五郎だ、よろしくな」 マイ「京五郎さん…?それって」 京五郎「ああ、本名だ」 マイ「ですよね…私も本名なんです」 京五郎「おお、そうか、いい名前だな」 京五郎「そっちの嬢ちゃんは名前なんてんだ?」 「エミリー」 マイ「エミリちゃんて言うだ、本名でしょ?」 エミリー「エミリじゃないよ、エミリーだよ、エミリーは私の好きなマンガの主人公の名前、本名じゃないよ」 マイ「あっそうなんだ…。焦って本名書いている私って…」 京五郎「ハッハッハッ!まあいいじゃねーか、名前何てのは飾りみたいなもんだ」 しばらく歩くと、小屋についた。 京五郎はその小屋に入り、気絶したアレスをベッドに寝かした。 京五郎「さてと、姉ちゃん何が聞きたい?」 京五郎はマイの心の中を見透かすように問いかけた。 マイ「先ずこの世界について教えて下さい」 京五郎「知っての通り、この世界はエリクシールってゲームの中だ」 マイ「確かに、そう説明は受けてます、でも本物の怪物が出てくる何て聞いていませんでした!」 マイは興奮気味に声をあらたげた。 京五郎「まあ、落ち着けよ姉ちゃん」 マイ「あっ…ごめんなさいつい…」 京五郎「いやいや、俺の方こそ意地悪い言い方だったすまんすまん」 京五郎「実は俺にもこの世界の事はよくわからないんだよ、どこで何をすればここから出れるとかは全くわからん」 マイ「そう何ですか…」 京五郎「俺も2ヶ月前にここへ来て、生きる為に化け物と戦っているってだけなんだ」 エミリー「私も2ヶ月前にここへ来たの」 マイ「そうなんだ、だから呪文書見ないでもスラスラ呪文唱えられたんだ」 京五郎「どうやら、奴らは2~3ヶ月に1回ぐらいの割合でここに人を送りこんでいるみたいだな」 アレス「来た道は…来た道を戻れば、あのドームに戻れるだろ」 京五郎「おっ起きていたのか兄ちゃん」 アレス「ああ、さっきから話を聞いていた」 京五郎「兄ちゃんの来た道戻るって話は、ダメだ」 アレス「なぜだ?一本道だった簡単に戻れる」 京五郎「俺も試したんだよ、でもよあの村より向こうには道がなくなっちまってて行けないだよ」 アレス「そんなバカな!」
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