恐怖

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パーティーを組んだ俺達は、お互いの装備品を確認していた。 マイ「アレスさんと私の分を合わせて、ポーションは6つですね」 アレス「そうみたいだね、ポーションは君が持っていてくれるかい?」 マイ「はい、見たところアレスさんは剣士さんみたいですから、ポーション何て持っていたら邪魔になっちゃいますよね」 そうだ俺は剣士だが、マイのジョブは何なんだろう?俺はマイに聞いてみた。 アレス「ちなみに君のジョブは何なんだい?」 マイ「私は、ウィッチです」 アレス「あれ?ウィッチ何てジョブあったっけ?」 マイ「ジョブの説明に書いてありましたが、男の人はウィザードで、女の人はウィッチらしいですよ」 アレス「ああ、成る程、男と女で呼び方かわるんだね」 マイ「基本的に同じみたいですが、レベルが上がるにつれ、男性専用の魔法と女性専用の魔法が出てくるみたいですよ」 アレス「へ~何か剣士選んで損した気分だな~」 マイ「そんな事ありませんよ、剣士何てジョブ女の子じゃ力なくってなれませんから」 アレス「あ、そうか、ゲームって言っても剣振り回すには直接力がいるのか」 マイ「はい、だから私アレスさんを見つけた時、ちょっと心強かったです」 マイ「いくらゲームの中だからって、やっぱり1人は心細いですし」 マイは照れくさそうに下を見ながら言った。 女の子に頼られたの何て、何年ぶりだろうか…。 ああ~来てよかった~。 マイ「あの…このまま2人で冒険しますか?それとももう1人ぐらい誰か誘いますか?」 アレス「いいんじゃないとりあえず2人で?」 マイ「そうですね、もしモンスターが強かったら戻って来て、パーティーふやしてもいいですしね」 俺は久しぶりの可愛い女の子との会話に、舞い上がっていた。 この2人の空間を他の奴に邪魔されたく無かった。 しかしこの後、それが間違いだったと思いしらされる事になるなんて、今は夢にも思わなかった。
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