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茶室に着くと、暫く中の
様子を探ってから
意を決した様に、
入口をソォートッ開けた
「何で茶室って
屈まなきゃはいれないのョ
毎回毎回本当にもう」
四つばいになり中ににじ
り入る。
大きな胸が邪魔で
中々入れない。
やっとこ、中に
゛ホッ”
として、横を見て
゛ギョッ!!”
っとした。
危うく叫ぶとこだった
山伏姿の伊賀者が、口か
ら泡を吹いて倒れている。
「傀儡の念が一度に逆流
して、堪えきれなかった
のね」
口元に手をかざし、息が
有るのを確認し
「良かった、死んでない」
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