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―この世界はもともと『無』の世界だった。いや、世界と呼べる『モノ』すら存在していなかった
いうなれば世界と『無』は同義だった
そこに『神』は一つの『有』を落とされた。
それはごくごく小さなものだったが 『神』は『無』がこの『有』をどうするだろうとお考えになられた。
意外にも『無』は『有』を受け入れた。
なぜなら『無』は『有』がいることで、初めて自らが『無』なのだと認識できたからだ。
『有』が生まれたことでそこに世界ができ。
世界は瞬く間広がり、数多くの星が生まれ、そしてわれわれの住むこの星にはやがて生命が誕生した。
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