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巧's Eye
まゆとケンジとその娘の華純と暮らしはじめて3ヶ月。
俺の再就職先は、意外にもすんなり決まり、今の悩みはどうやって里緒菜と離婚し縁を切るか……である。
「巧、買い物行くんだけど、どうする~~??」
夜勤のある仕事になったせいもあるのか、相手がまゆだからなのか、気持ち的に今までに比べると余裕がある。
「この辺りは知らないから、荷物持ちについていくよ。」
「華純がいるから、助かる。ケンジもなかなか休みがないから。」
子供を産んだはずなのに、小さくてかわいらしいままのまゆを見ていると、ケンジなんかに譲るんじゃなかったという後悔が常に沸き上がって来る。
「華純、ちょっと巧に抱っこしてもらおうね……………、かっ………」
時々、この華純は俺の邪心を読んでいるのかと思ってしまう。
華純に服の衿元から引っ張られたまゆは………
………俺に、胸を晒すことになった。
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