2:夏合宿

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   ~夏合宿~  山間にある研修施設で、男女合同で行われた… 「はぁ~、暑~い…  今年の夏は、何でこんなに暑いの~…」  休憩中、友坂未祐が言ってもしょうがない事を呟く… 「もぉ~、未祐、暑さの事は、言わないでよぉ…  でも、ホントに参るね…ハァ…」 「桐生先生の爽やかな笑顔が、せめてもの救いだね~♪」 「……。」  休憩中、相変わらず取り巻きに囲まれている、桐生は、いつものようにヘラヘラと談笑しながら楽しそうにしている… 「…真紀は、やっぱり桐生先生の事、否定的なんだね…?」 「…前ほど、じゃないけどね。 桐生先生もモテすぎて、感覚麻痺してるのかな~?  なんて、思ったり…  人を嫌いで居続けるのも、エネルギーを使うからさ  好きでもない人の為に、そんな無駄なエネルギーを使うのもったいないじゃない?  だから、気にしないように妥協しようと思って。  でも、部活をおろそかにするようなら、許さないけどね!」 「真紀のその熱血漢には、尊敬するよ…  その気持ちがあれば、男子バレー部の方が向いてたね。」 「私もそうしたかったよ~」 「真紀ったら!ハハハ」 「へへへ。」   
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