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~夏合宿~
山間にある研修施設で、男女合同で行われた…
「はぁ~、暑~い…
今年の夏は、何でこんなに暑いの~…」
休憩中、友坂未祐が言ってもしょうがない事を呟く…
「もぉ~、未祐、暑さの事は、言わないでよぉ…
でも、ホントに参るね…ハァ…」
「桐生先生の爽やかな笑顔が、せめてもの救いだね~♪」
「……。」
休憩中、相変わらず取り巻きに囲まれている、桐生は、いつものようにヘラヘラと談笑しながら楽しそうにしている…
「…真紀は、やっぱり桐生先生の事、否定的なんだね…?」
「…前ほど、じゃないけどね。
桐生先生もモテすぎて、感覚麻痺してるのかな~?
なんて、思ったり…
人を嫌いで居続けるのも、エネルギーを使うからさ
好きでもない人の為に、そんな無駄なエネルギーを使うのもったいないじゃない?
だから、気にしないように妥協しようと思って。
でも、部活をおろそかにするようなら、許さないけどね!」
「真紀のその熱血漢には、尊敬するよ…
その気持ちがあれば、男子バレー部の方が向いてたね。」
「私もそうしたかったよ~」
「真紀ったら!ハハハ」
「へへへ。」
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