1:プロローグ

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  「そうね、そういう面ではね。 でも、真紀みたいに彼氏と仲よく駅まで歩いて行くのも、憧れちゃうなぁ~♪」 「///…気付いてたの?」 「珍しく、男子が先に終わった時、見かけた時あったから。  いつの間に、男子と接触してたの?」 「えっと、中学の時から付き合ってるんだ。」 「へえ~。じゃあ、もしかして、彼を追ってこの学校に来たの?」 「…う~ん。そうと言えばそうなんだけど…なんか、ほっとけなくてさ…」 「中原君、愛されてるのね~♪」 「もぅ、私の話は、いいから、早く片付けちゃおう!」 「はいはい。」  私達は、体育倉庫を出て、部室に向かう途中、桐生先生とすれ違い、私は、目を合わさずに挨拶をして通り過ぎる。 「真紀って、桐生先生に興味無いの?」 「え?だって、あの先生の取り巻きのせいで、まともに練習出来ないっていうか…  バレーやる気が無いなら、部に入らなくたっていいのに…  先生も、気付いていると思うのに、何も言わないし…  そういうの、嫌なんだよね…」 「へぇ~。真紀って真面目なんだね。」 「まさか、未祐も桐生先生狙いなの?」    
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