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「は?」 『結・・・』 「なーにー。」 私の雑誌をめくり始めた結に話しかける。 『あのさ・・・新崎海って――』 「は? 新崎海ィーーー?! あんな奴やめときな! 絶対駄目!! 後悔する! 彩芽には泣いて欲しくない!」 『いや、ちょっと待った。』 「何よ。」 何か思いっ切り勘違いをしている結。 『勘違いしないでよ。 私が新崎をどうとか、そういう話じゃなくて・・・ えっとー。 新崎って・・・・お金持ち?』 「は、お金持ち?」 『いや、結は去年も新崎と同じクラスだったから知ってるかなーって。』 「いきなりだねー。 ま、あたしの知る限りでは・・・ とんでもない大金持ちだね。」 『まじで?!』 勢いで、結に近付き過ぎてしまった。 「・・・うん、やばい。 内緒で家見に行ったことあるけどね、あんな豪邸は初めて見たよ。」 おおおおおおおおおおっ 『じゃ、100万円とかも軽く出せるんだ?!』 .
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