91人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・彩芽さ。」
『え?』
「さっきから100万円、100万円って何?
何かあったんでしょ。」
『え、う、いや・・・』
「あーやーめー?」
『・・・・』
これ以上、隠す必要もないだろうと思い、さっきあった出来事を結に話すことにした。
「・・・へーえ。」
『なに・・・』
話し終わって、もっと驚くのかと思ったのに、まるで分かっていたかのような反応を示す結。
「彩芽、新崎の噂のこと知らないの?」
『噂?』
「・・・彩芽って本当に興味無いことは、とことん興味無いよねー。」
『いいでしょ別にー』
結の呆れたような態度に、少し拗ねる。
「・・・・それで。
新崎はね、その彩芽に持ちかけたようなゲームを何回もやってるんだよ。」
『えっ・・・』
「まさか彩芽が次のターゲットになってたとはね・・・・でも、あたしに言ってくれて良かったよ!
絶対に断るんだよ?
あたし、あれで泣いた子・・・・結構見てるから。」
.
最初のコメントを投稿しよう!