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『え・・・・それが、なんか関係あるの?』
「うん。
まあ、それから仕返しのつもりか何か知らないけど・・・・同じようなゲームを持ち掛けては、女の子泣かしてんの。
最低でしょ?」
・・・・そういうことか。
なんだか、妙に納得してしまった。
「ちなみに、新崎の名前呼んだらゲーム開始されるんだって。
まー、とにかく断りなよ。」
『・・・うーん。』
「なに悩んでんのよ?」
『いやー、お金・・・そんなお金持ちなら、貰えちゃうかもしれないし。
だったら欲しいからやってみよっかなー、なんて。』
嘘。
お金が欲しいから、なんて、ただの言い訳。
いや、それもちょっとはあるけど・・・半分以上は、好奇心、興味。
いつもそう。
少しでも面白そう、なんて思ったら、もう最後。
自分じゃ止められないの。
その、見たことのない、知らない世界に足を踏み入れたくなる。
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