91人が本棚に入れています
本棚に追加
「はあ?
あんた、またお金ー?
いっつもお金、お金・・・・って!
もう、カネゴンって呼ぶよ!」
『・・・うっるさいなー。
いいじゃない!
てか、カネゴンって何!!』
それからは結との、くだらない口喧嘩。
その間に結も私を止めることを諦めたらしく、最後に、絶対に後悔するよ、とだけ言って、この話は終了した。
まあ、後悔すると言われたところで、私の気持ちは変わらないんだけれど。
『バイトしなくて一週間過ごすだけで、100万円かー!』
「馬鹿だ。」
隣から失礼な声が聞こえてきたけど、気にしない。
「言っとくけど、そのゲームで新崎は負けたことないんだからね。
その1番最初の新崎が仕掛けられた時以外は。」
『まーだ止めようとするか・・・・って、え?
勝った人いないの?』
「そうだよ、だからさっきから、このゲームで泣いた子がたくさんいたって言ってんじゃん。」
『・・・そうか。』
「お、諦める気になったか?」
『だったら尚更、この勝負に勝って、新記録たたき出してやるー!!』
「・・・・・・新記録?」
.
最初のコメントを投稿しよう!