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それでも、嫌味を言ったところで表情は変わらずに、私の元からのイメージ通りニコニコしている。
『え、で・・・?
何か用事?』
そういえば、さっき何か言いかけていたような。
ゲームが何とか、って・・・
「はは、聞いてなかったの?
ゲームしよ、って言ったの。」
・・・・・は?
『何の・・・?』
私、そこまでゲームは得意とかじゃないんだけど。
というか、男の子に頼んだ方がいい気が・・・・
「恋愛の。」
『え?』
「恋愛ゲーム。
・・・しよ?」
『・・・・』
いや、しよ?って、そんな上目遣いで見られても。
確かにかっこいい顔してると思うけど・・・
恋愛ゲームって、何だ?
『えと、そういう・・・ソフトがあるんだ?
新崎ってそんなゲームやるんだね。
なんか、意外。』
私が思った通りの感想を述べると、新崎の顔が一瞬にして真顔になった。
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