ゲーム開始

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また笑う新崎だが、今度は早めに爆笑を中断して、話し始めた。 「そ。 ちなみに山里、今はいくら欲しいの?」 『えー、そんな急に? そうだなー。 もう秋だし、服も欲しいし化粧品も欲しいから・・・・100万円とか?! なんつってー!』 もちろん冗談。 そりゃ、服も化粧品も欲しいのは本当だし、だからお金だって欲しいけど・・・ そんな限度が分からない程じゃない。 ただ、私にとっての夢のまた夢の数字を口にしてみただけ。 本当にそれだけ。 ・・・なのに 「・・・・じゃあ、100万やるよ。」 少しの沈黙の後、新崎が口だけ笑いながら軽く言い放った一言。 正直、目は笑っていなかったと思うから。 『え・・・・な、何言ってんの?! 馬鹿じゃないの?! 馬鹿でしょ! 100万とか・・・冗談に決まってんじゃない。 大体、何で私が新崎にそんなことされなきゃ・・ あ、馬鹿にしてんの?』 「・・・うっせーなー。」 .
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