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空を見上げると雲が流れて行く
あの日と同じように
肌寒さに抗議するように木々が風でざわめく
いつもと同じ毎日
変わらない日常
変わらない街
変わらない風景
近づいて来る
冬の足音にもう秋がもう行ってしまう事を感じる
何も変わってない何も
昨日も今日も明日も
過去も現在も未来も
わたしはいつもと同じように神社の階段を上り公園に入りベンチに座る
何も変わってない何も
これだけ何も変わっていないのならば
あなたも来るんじゃないか
そんな事を考えたりもして今日もここで待っている
「遅いな…真次郎さん」
一人呟く
待ち人は
今日も来ない
昨日もその前も
明日もその後も
ここで待ち続ける
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