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「お、おいおい…」
急に泣き出したことに荒垣はオロオロとする
時計を見てマズイと思った。ぐずってなかなか寝ないのをようやく寝かしつけて碧が眠ってからまだ2時間弱。これでは全然疲れが取れない
慌てて抱き上げて揺らしても一向に泣きやむ気配がない。
「おぎゃあ、ほぎゃあ」
「わーったわーった。えーと…おしめか、それともミルクか…えーと哺乳瓶は確かあっちで替えのおむつは隣の部屋で…」
我が子をその腕に抱き上げたままオタオタとして何もできないでいると
「はいはい、大丈夫大丈夫」
微笑ましげな声と共にその腕からヒョイと赤子を奪われる
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