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◇◇
ボサボサの髪に大柄な体格。麻帆良学園都市ではあまり見ない姿らしく、グラナは周囲から注目を集めていた。
……鬱陶しいな。
あの後、妖怪モドキからアルバイトをしないかと言われ、二つ返事で了承した。
この土地、むしろこの世界を知らない。故に、了承した。
……まあ、何か裏があるんだろうな。
だがどうでもいい。やろうと思えば、この街ぐらい破壊できる。やらないが。
しかし、
「どういう事だろうな」
あの時。自分は確かに弥勒の願いを叶え、地球の中心に向かった。そして、
「……気付いたらあの森に居た、か」
普通なら溜め息が出るのだろうが、グラナには吐けなかった。
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