序章『突発的な邂逅』

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「おい嬢ちゃん。あれを倒せば良いんだよな?」 少女の目の前に立つのは大男。ボサボサの髪に、白い和装。ここからは良く見えないが、右目に眼帯をしていた。 少女はコクン、と頷く。それを大男は見、前方の異形に視線を戻す。 ……しっかし、ありゃなんだ? 前方のそれは、まさしく化け物。俗に言う鬼で、いわゆる妖怪と呼ばれる存在。   タヴー ……禁人種に似てるが、違うな。 第一、核であるイルミナが無い。しかも、 『なにモンだ、テメェ』 喋っている。思わず笑いそうだが、まあここは我慢だ俺。
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