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「あ、あのっ」
と、後ろの少女に声をかけられる。
そういえば居たんだよな、と思うが構わない。
「っんだあ? 嬢ちゃん。怪我してるんだろ? じゃあ大人しくしてろ」
うっ、と図星を突かれ、押し黙る。
……あぁー、強く言い過ぎたか。
まあいい。どうせこれっきりの出会いだ。まずは目の前の敵をどうにかする事が大事だろ。
「待たせたな、バケモン。退屈だったろ」
『分かってンなら、言うンじゃネエよ!!』
鬼の拳がこちらに放たれた。
◇◇
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