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(開いたぜ大ちゃん)
(よし。いらねえ技術だがな)
(そう言うなよダイスケ。
こんなんでも役に立ってんだ)
(ヒドスｗｗｗｗ)
(ま、問題はこっちだ。
突入)
(了解)
(了解)
細心の注意を払って細くドアを開け、内部の様子を伺う。
…………人の気配はない。
それが分かった俺はドアを静かに開いて建物内に侵入、3人一塊で俺が前、リーが後方、エバンスは遊撃として周囲を警戒しながら狭い廊下を慎重に、かつ素早く進む。
すると、数回角を折れた先に、狭い廊下が交叉した十字路が現れた。
右と前は更に続く細い廊下、左は進んですぐに右に90ﾟ折れていた。
ちょうど良かった。
(これより先は、各個人で捕虜収容所の入り口を見つけてくれ。
入り口を見つけたら場所を連絡。
集合して、一気に突破する。
じゃ、散開)
(じゃな)
(また会おう)
暗黙の挨拶で、俺達は散開した。
――――10分後
…………見つからねえ。
あれから細心の注意を払って1階の探索しているが、気配も敵もさっぱりだ。
どこなんだ？
2階に行ったらしいエバンスに聞いたが、「見つからん、2階じゃないみたいだ」だと。
リーは3階を探索してるみたいだが、連絡が無いところを見るとどうやらまだ見つかっていないらしい。
取り敢えずは一回りしないと…………
『―――――…………』
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