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「なあジェジュン、留守番できる?」 テレビの前で熱心に水族館の映像を見ていた彼は、ヨダレが垂れそうに緩んだ口元をぬぐいながら振り返る。 「独りはいやだけど・・・」 やっぱ無理だよな、、、それに、人間になりたてで部屋に置いて行くのも不安だし、、、おいおい、そんな捨て猫みたいな目で見るなよ、、、 ユチョンは天井を見上げて広げた手で顔を覆う。 「わかった、、、わかったよ、一緒に連れてく。その代わり仕事なんだからおとなしくしてるんだぞ。」 「にゃ。」 目をきらりと輝かせてジェジュンがすりよってくる。 ああそうだ、この腕に絡みつくの止めさせないと、外でこんなことされたら妖しい関係だと思われる、、、
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