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「新入生代表、秋津翼」
「「は?」」
司会の先生の言葉に翼と太陽は声をハモらせて驚いていた。
「秋津翼君?いないんですか?」
「はっ、はい!」
いないのか、と言われたら疑う必要もなく新入生代表は翼なのだろう。
翼は驚き緊張しつつもステージ横に行き、先生に抗議する。
「ちょっ、先生!オレ聞いてませんよ?!」
「え?聞いてなかったか?じゃあなんか言ってくれ。成績トップならそのくらい今おもいつくだろう?ほら、早くしろ、生徒がざわつき始めただろ。また」
自分が成績トップと聞いて驚く。翼は結構入試で手を抜いた方だった。
翼の家では翼がバスケをやるための条件があった。
・文武両道、バスケしたくば勉強しろ
・夜更かしすんな
・一度やると決めたことは最後までやり通せ
これを破ればバスケ部を辞めさせられてしまうし、もし続けられたとしても、バスケ用品を何一つ勝っては貰えないのだ。
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