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翼は頭の中でなにを言おうか考えながらステージの上に乗った。 「え、えっと。新入生代表の秋津翼です。これから3年間、この学校でお世話になるのでよろしくお願いします」 翼は土壇場で思い付いた言葉を素直に言った。 言ったあとに何人かの生徒の声が聞こえてくる。 「アイツ、チビだなー。本当は小学生なんじゃないのか?」 「だよな。あんなちっせー高校生みたことねぇ」 (落ち着け、翼。今ここで怒ったら全てが終わる気がする) 翼は黙ってステージから降りた。
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