夢のために

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「泉」 「僕は決めたよオペを受ける」 「本当?」 「うん、僕には夢が出来たからね君と歩む人生…… 美季と暖かい家庭を築いて家族を作って…… 何時の日か小さくても良いから自分の病院を持ちたい……」 「泉、私もあなたのその夢を叶えるお手伝いしても良い?」 「もちろんだよ…… それで、美季に頼みがあるんだ一緒にアメリカに付いて来て欲しい」 「えっ⁉」 「美季を日本に残して置いたらまた何をされるか分からないからな」 「泉」 「特に堤君は美季を必要以上に追い回して僕は我慢出来ないんだ」 「泉」 「だから僕はアイツの目の前で美季は僕のものだって示しているのに」 「私もあの子にはうんざりしてるの…… ハッキリ言ってるのよ私はあなたと結婚するって…… なのにあの子…… 自分の気持ちばかり私に押し付けるの」 美季は俺に抱き付き泣きじゃくる…… 彼女が俺と関係を持っても良いと言ったのもアイツが絡んでいた事を俺は理解した。 「泉が望むなら私をあげる」 「美季、軽々しくそんな事を言ったらダメだよ…… もっと自分を大事にしな」 「泉が私の胸を触ってる時にあなたが私を求めていること感じだの」 「美季、確かに君を愛したいよでも、君には後悔はして欲しくない」 「分かったわ」 「美季、一緒にアメリカに付いて来てくれるよね?」 「うん」 「美季のご両親とお兄さんにも許可をもらわないとな」 「泉」 「向こうに行けば数ヶ月は帰って来れないんだから」 「お兄ちゃんはともかくパパとママが認めてくれるか……」 「僕が頭を下げるよ」 「泉」 「美季、大丈夫だから」 「泉、日曜日のコンサート……」 「その足じゃギプスが外せても数時間かな? テーピングでしっかり固定しなきゃダメだろうな」
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