再会

3/4
前へ
/4ページ
次へ
僕は、阿部雅之(あべまさゆき)。21歳。 高校を卒業して、地元のJ●に就職した。 研修で1年学校へ、それから2年働いているが、まったく仕事に情熱もやる気もない。 それでも生きるため…お金をもらうだけのために、つまらなく働いている。 そして、夏。 今年もつまらない夏を過ごす予定だった。 しかし、僕の予定は狂い始めた。 今日もただ働いて、楽しみもなく家に帰宅する。 夏だから、7時を過ぎているが、まだ明るかった。 安い家賃で住んでいる、こだわりの無い僕のアパートの前に人影があった。 見覚えのある人影だ。 人影は僕を見つけ、手を振る。 「雅之、久しぶり」 見覚えのある人影は、僕の思った通りの人だった。 「…康太か?」 「よくわかったね」 「そっちこそ」 「変わってないから」 「そうか?とりあえず入りなよ」 「どうも」 僕は普通に会話をしながら康太を家に招き入れた。 10年以上も会っていなかった康太を家に招き入れた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加