63人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
東京。
ここでは三年前、怪獣の襲来、宇宙人の侵略で、人々は恐怖し、絶望していた。
そんな絶望の縁から、人類を救ったのは、ウルトラマンメビウスだった。
彼は絶対諦めない心で、この地球を、外敵から守っていた。
そんなメビウスも、暗黒皇帝エンペラ星人を倒し、地球から去った。
そしてその歳月は、三年過ぎた。
「zzZ」
学校の屋上で寝ている少年が居る。
この少年の名は、天海 マコトだ。
彼は都立光高等学校に通う、高校一年生だ。
「マコト!!こんな所に居た!!」
この少女の名は、彩波 ユリナ。マコトの幼なじみで、同じクラスの少女だ。
「zzZ」
「起きろ!!」
ユリナは、マコトの耳元に近づき叫んだ。
「おわっ!!」
そしてそれに驚き、マコトは飛び起きた。
「びっくりした~。ユリナか。なんだよ?」
マコトは寝ぼけ眼で、頭を掻きながらそう言った。
「びっくりした~。じゃないわよ!!こんな所でサボって………6限目のロングホームルーム、遅刻しちゃうわよ?」
「そうだ………次はロングホームルームだった………めんどくせ~………。」
マコトはしぶしぶ立ち上がり、屋上を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!