学校・イン・パニック

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「マジですか~」 スタンガンやら何やらで武装してるとは聞いたけど。 「流石にこの数はねぇよ・・・」 屋上から下りると、ちょうど吹き抜け下の一階広場でリーダー格らしき人物が演説をしていた。 「いいか、諸君! 我々は今まで泣き顔をみてきた! 告白をしてフラれて泣いた者、好きな女の子の眼中に無いと知って泣いた者、どれだけ頑張っても好きな子が見ていてくれず泣いた者、彼女にフラれ泣いた者! 諸君の中にも泣いた者がいるだろう! 人知れず枕を濡らした者もいるだろう! 私もその内の一人なのだよ諸君! それを踏まえて問おう。 リア充に成りたいか? 夢を見たいか? 俺達だっていい思いをしたいと強く願っているか?」 ーーザッ! 『リア充に成りたいぞぉぉぉ!』 「よろしい諸君、ならば戦争だ。」 『マンセー!』 ダメだ、本当にあいつ虎の尻尾おもいっきり踏みにじった・・・ てか、うちの学校に非リア充がこんなに居たのかよ・・・。
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