第零章

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(………………) 戒人「だんまりかよ………。何か言えよ」 目の前のデカイ狼は何にも言わずにただ俺をじーっと見つめている。 戒人「そんなに見つめんなよ……。照れるだろうが…」 明らかに場違いな事を言っているがそこは気にしないで頂きたい。 (…………なんだこの人間は我が怖くないのだろうか……) 狼が喋った事に驚いたが俺は直ぐ様に 戒人「怖くはないけどビビってるよ!!」 と矛盾に満ちた言葉でツッコミを入れた。 (……!!!!) 明らかに驚いている様だけど驚いてんのはこっちだからな!! (人間!!我の言っている事がわかるのか!?) 戒人「わかるも何も会話してるじゃねーか!!」 狼の言葉に俺のツッコミ芸人魂が反応してツッコミを入れた。そしたらまた狼は驚愕の表情を浮かべた。 (普通の人間は我等魔の物の言葉は分からないはずなんだが……) 戒人「何かよくわからんがツッコミどこ満載だな!!おい!!」 あまりにツッコミどこが多くてあえてツッコまなかった。めんどくさいからな。 狼はしだい表情を元に戻していった。
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