第零章

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そんな楽観的な考えが出たから俺はとりあえずこの森を探索する事にした。 戒人(木しかねぇな。) 歩き初めて一時間程したが視界に入ってくるのは木、木、木、木、木、木しかない。たいがい歩くのに飽きた俺はとりあえず近くの木の下に腰を下ろし一休みした。 戒人「いいかげんなんか出て来いよ……」 ポツリとそんな独り言が出てしまった。するとその言葉を待っていたかの様に近くの草むらで音がした。 戒人「ん?やっとおでましか」 別段驚きもしなかったが若干何がいるのかビビっている。 戒人「誰だかしらないが出て来いよ!!」 座ったまま音のした方に首を傾け呼んでみた。 するとガサガサと音をたてながらその犯人は姿を見せた。 戒人「…………狼?」 見た目は確かに狼見たいだけど、何より大きさが違った。高さは2m、全長は5m、はあるんじゃないかと思うようなでっかい狼だ。 戒人「でかすぎんだろ……」 あまりの大きさに驚きながらも何故か恐怖は感じなかった。理由は知らん!! 戒人「お前誰だ?」 狼に向かって誰だもくそもないし言葉が通じるかわかんないが一応聞いてみよう。
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