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「じゃあ早く教室いこうぜっ!」
パシっと肩を叩いて、英二は走っていった。
「オレもいくか…」
顔を引き締め直し、教室に向けて歩き出す。
………
……
…
教室のドアを開ける。
教室に居たクラスメイトの視線がこっちに集中する。主に女子。
まぁ扉が開いたから反射的に見ちゃうだけだと思うけど…
「おはよ♪白真君♪」
ひょこっと現れて、元気っ子のような爽やかな笑顔をみせるこの子。
「おう、おはよー亜美。いつもいうがいきなり下から現れるなよ…。」
名前は水野 亜美(みずの あみ)。英二の彼女だ。
背はお世辞にも高いとは言えないぃぃ!!??
「今身長の事考えたでしょ?」
つま先踏みやがった…
こんな風に身長に関することには敏感で、普段はあまり口にしないようにしている。
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