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自業自得だと自覚はしているがやはり気が重たかった。
テンションがあがるわけもなく、ふらふらとリビングに向かう。
「お兄ちゃんおはよ…ってその顔どうしたの…?」
入るとまずその一言が耳に届いた。
声の主は妹の光(ひかり)だ。
「え…??」
ボーっとした頭のせいでなにを言われるか、全くわからない。
「もう!ほら鏡で自分の顔みて!」
オレは光がもつ鏡で自分の顔をじっくり見る。決してナルシストではないぞ。
「うわぁ…」
オレの目の下にはクマが…結構ひどいなこりゃ。
「お兄ちゃん、なんかあったの…?」
心配そうに眉をハの字にしてオレにきいてくる。
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