新しい風

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「………神梛と別れた…。」 「えっ……?」 信じらんないとばかりに驚いた表情をみせた。 当たり前か… 小さい頃から光も神梛と一緒によく遊んだりとかもしてたからな。 付き合い始めた時、オレたちの事を自分の事のように喜んでくれたのも光だった。 「………」 「本当…なの…?」 オレは何も言えずにいた。 「なんで…なんでなの…お兄ちゃん…。お兄ちゃんあんなに神梛お姉ちゃんの事好きだったじゃん!喧嘩しても次の日には笑いあってたじゃん!なんでっ…!なんでなの…ヒック…」 オレに言葉を泣きながらにぶつけてくる。 おそらく溢れ出すいろんな想いがあるんだと思う。 オレだって… 「オレだって…こんなつもりじゃなかったさ!」
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