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目開けるといつもの天井は無く青空と太陽が俺の視界に入る。
どこだここ?
知らない所にとばされたらしいな。
でもまぁ焦りはない!
俺が神に頼んだのだから。
心臓の鼓動が段々激しさを増していくのがわかる。
とりあえず周りを見渡すが草と木しか見えない。
「仕方ない!歩いて出会った人にここはどこか聞くしかないか」
2時間位歩いただろうか?
ようやく町!?らしき場所に着いた。
てか何でこんな昔みたいな家しかないんだ?
「すいません」
とりあえず女の人に声をかけてみた。
「あんた異人さんかい?なんだい?」
(ん?異人さん?服装か!)
「ここどこでしょうか?」
「尾張の国だよ」
(尾張?昔の名古屋か!)
「失礼ですが……今は何年でしょうか?」
「変なことを聞く人だね!今は永禄二年だよ」
(永禄二年だと!?)
一瞬心臓が止まりかけたが、俺は深呼吸をして頭をフル回転させた。
(永禄二年ってことは西暦だと……1559年か!!っことは戦国時代か!!)
「あ、ありがとうございました」
(お、落ち着けよ俺…。確か永禄三年には桶狭間の戦いがあるはずだ!何とか織田家に仕官してそこで手柄をあげれば…よしっ!いける!)
「そこの変な服装のにいちゃん!」
振り返るとそこには山賊らしき人達が並んでいた。
「金とその変な服を置いていけば命だけは助けてやるぜ!」
(えーっと5人か!楽勝だな!)
「いいから早くかかって来いよ!」
そう軽く挑発すると
「野郎共!やっちまえぇぇぇぇぇ!」
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