いざ戦国時代!!

4/6
前へ
/53ページ
次へ
(お、落ち着け。まずは深呼吸して気持ちを落ち着かせろ!) 「どうかされましたかな?」 「いえ…何でもございません。お手合わせの件、了承致しました」 「おぉ!では早速」 勝家は腰に差していた刀を抜くと隙のない構えをとった。 俺は気絶している山賊の刀を少し拝借し、剣道の時のように構えた。 「流石は空殿!隙の無い良い構えですな」 「勝家殿こそ良い構えです!」 ジリジリと間合いを詰めていく…。 まだ何もしていないのに額に滲む汗。 五感が研ぎ澄まされていく。 空はこの緊張感に何とも言えぬ快感を覚えていた。 その時、勝家が動いた! 勝負は一瞬だった…。 勝家は刀を振り下ろす… 目にも止まらぬ一閃。 空はかすりながらもそれをかわし、そのまま勝家の刀を弾き飛ばした。 空は刀の先を勝家に向けた。 「参りました…。私の完敗です!」 空は刀をしまって 「偶然ですよ!!もう一回やったらどうなるかわかりません」 「まぁその話は置いておいて早速行きましょうか!」 「えっ!?どこへですか?」 「清洲城ですよ」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

204人が本棚に入れています
本棚に追加