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???「これで私達はずっと一緒だね」
陣「ああ」
???「ずっとずっと一緒だよね?」
陣「死んでも俺はお前と一緒に居るよ…幽霊として」
???「ゆ、幽霊はやだなぁ」
神父「こほん…それではブーケトスを」
陣「投げてやれ」
???「う、うん!…ふぅ」
みんなに背中を向けた彼女が深呼吸を一つ
???「えいっ!」
放った花束が、空を舞う
千幸「もらったぁ!」
椿「絶体に取る!」
杏「いつの間に…」
秋のそゃ風を受けながらブーケはゆっくりと放物線を描こうとした時
椿「谷口!」
谷口「へっ?つばき…ふぎゃあ!……ぐぐぅパンツの色は白!」
椿先生は谷口の顔面を土台に宙を舞う
パシッ
椿「取ったどー!」
杉田「なんとゆう信念深さ」
神父「さて、次は…
ご来場のみなさまに向けて、新郎新婦からの言葉です」
陣「………陽菜」
陽菜「大丈夫」
式の前はあれだけビビってたのにいざ本番になれば堂々としたもんだ
陽菜「私が陣くんと出会ったのは、幼い頃でした」
陽菜「陣くんと私は、幼馴染みで、凄く仲が良くて」
陽菜「でも…高校生の二年の時に陣くんに妹が三人も出来ちゃって」
陽菜「私の事なんて恋愛対象にも入ってなくて」
陽菜「それでいて可愛い子とばかり友達になって私は心配でした」
陽菜「友達を紹介したらその友達が陣くんのことを好きになって…とっても心を痛めました」
杏「私のことかしら」
陽菜「だけど高校三年生の時放課後彼に呼ばれました」
友梨「あの時は陽菜ちゃん焦ってたよね~」
千幸「うんうん」
佳苗「物凄い焦ってた」
陽菜「そして彼に告白されました」
えっ!?
俺告白したのか?
陽菜に!?
えっ!?えっ!?
何がなんだか分からなくなっていると周りが暗くなり…
意識が遠くなっていった
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