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………
三十分は経っただろうか
真姫は話終えると二階に向かっていった
清々しい顔をしてたな…
私はそう思いながらまた本を読み始めると縷々が話し掛けてきた
縷々「ねえねえ真姫ちゃんが言ってたけど…」
ほらきたどうせまた労でもないことを聞いてくるんでしょ…
縷々「家庭訪問ってなーに?」
銀「!」
不意討ちだったそうだ私達の先生は明後日家に来る予定なのだ…
ど、どうしようこんな遅くに言ったら怒られるかな?
私は表情に出さないようにしているが心と頭の中は大混乱に陥ってる
陣「ただいまー」
縷々「パパだぁー!」
玄関の閉まる音と共に陣の声が聞こえた縷々は即座に立ち上がり玄関に向かう
言わないとな…
私は本を閉じ。玄関に向かった
陣「そーれただいまー」
縷々「わーいわーい」
玄関に着くと陣は縷々を持ち上げて高い高いとやっていた
銀「…お帰り」
陣「おう。ただいま!」
陣は縷々を下ろすと私の頭を撫でる
気持ちいい…
私はいつもの様に頭を撫でてくる陣に文句を言おうとしても気持ち良くて言えなくなる
やっぱり…
銀「ねえ陣…」
陣「どうした?」
リビンクに移動して陣はソファに座り陣の右に縷々、左に私と言った座り方をしている
銀「あ、明後日ね。か、家庭訪問なの」
陣「え?もう一回言って」
銀「だ、だから家庭訪問」
陣「あ、明後日!?マジか…俺が一応縷々達の親代わりだしな…」
陣は悩んでいた
私は…
私のこと怒らないのかなぁ
そんなことを思っていた
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