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静かに 学生時代を懐古しながら夕暮れのひとときを過ごしたいのに‥‥‥なんなの?さっきから。
「いつも、ここで 夕陽みてるのかい?」
‥‥‥無言で返した。
そんなの教えてあげない。
「や、今日はたまたま 僕も立ち寄ったんだけども 君がなんだか‥その、今にも 泣き出してしまいそうに見えたんで つい、話しかけてしまったんだ。
返って 邪魔したようで 悪かったかな。」
「べつに‥‥‥。
泣きませんし。」
安っぽいナンパ。
一言返すと今度は彼が 眉毛をハの字にした。
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