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「じゃ。」
と軽く手を振り立ち去って行く彼の後ろ姿と
薄暗くなってきた空を見つめてぼんやりしながら
長身の彼のろ姿に
大学時代の彼を重ね合わせ
少し胸が締め付けられていた。
海岸から階段を降りて駐車場に戻って行く彼の姿は視界から見えなくなった。
「クスッ
変なヒト‥‥‥。
(でも なんだか 少し元気になれたかも?)
バイバイ、ヘンテコ ナンパ師さん♪」
私は 彼がその場から立ち去って しばらく佇んでいたが 少し肌寒くなってきたので 海岸をあとにした。
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