戸惑い

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「そんなに 早く立ち直れないよ。 大地だって “莉緒のことを嫌いになった訳じゃない。距離を置いてみたい。”って言ってたし、就活と卒論で忙しくなるから・・・負担になりたくなかったし。 大地が就職決まったら、会いに行こうと思ってる。」 紅未子は マスカラで綺麗にアップさせた瞳を大きく開いて 「あまっ!!! ねぇ、莉緒。 ホントに甘いよ。 だいたい 大地くんが本気で莉緒を想ってくれていたら、別れてないんじゃないの? “就活”だの“卒論”なんて関係ないと、・・・私は思うよ。 違うかな。」
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