≪さくらσさん編≫

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ズドドドドとガトリングの銃口から大量の弾丸が飛んできた。 僕はたまらず部屋を出て逃げた。 「まちいやー」 「お願いだから追って来ないで!!」 ガトリングを乱射しながら追ってくる光景はさながら、ジェイソンよりもある意味恐ろしい。 「ムリムリムリムリムリ!!」 「ここに来たが最後やー」 「うわーー!!」 ズドドドズドドドと鳴り続ける音は終わりの気配を感じられない。 既に服の所々に穴があいていた。 早くこの基地から逃げないと確実に蜂の巣以上にされる!! 「窓!!」 偶然目の前にあった窓へと落下先を考えずに飛び込んだ。 「ラッキー!! 下は河だ」 「なっ!! あのやろー」 「わははは!! 今日はここまでにしておいてや……」 そのまま河へと落下。 「せめて最後に」 さくらさんは河に向かって乱射した。 顔は美しいのに怒ったら怖っ!
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