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『何かわかった事が?』
シャガールはモーリアスに問いただした。
『ああ、少しわかったことがある。最近架空の会社の口座に、中国から一ヶ月に2000万ドルずつ振り込まれているんだが、どうやらリッチャの関係者が受け取り人みたいなんだ』
『なるほど…中国と貿易を制限しようとする企画を阻止するリッチャ。そしてさらわれたチャックはその企画のリーダー…つじつまがあうな。よし、その線であたってくれ』
解決には繋がらないが、やはりリッチャが関係していたのは間違いなかった。
『タカ、寝ていてくれ。もう疲れただろう。部屋は用意してある。食事は部屋に持って行かせるよ』
モーリアスがこう言うと、タカは部屋に向かった。
『今日は疲れた…寝よう…』
その時、
『コンコン』『入ります』
部屋をノックし、入ってきたのは、セ・グァールに協力している英国諜報員、そして元モデルのブロンド美人、ジュリアだ。
『はじめましてジュリアです。日本人に友達がいるから私は日本語が多少喋れるの、よろしく!じゃあ、食事は置いておくわ。また明日』
タカはジュリアに釘付けだ。タカは食事をとりその日を終えた…
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