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修羅場です。修羅場も修羅場、非常に修羅場です。…早口言葉にできそうですねこれ。
目の前で繰り広げられる熱い戦い。私は冷や汗だらだらでそれをただ見ているだけでした。
何よりも私を戸惑わせているのは、双方共に持っている武器と同色の優雅な翼。
「前回っていうか…前例すら無いだろ」
何もできずただ呆然と立ち尽くす私の視界に、おそらく先輩であろう茶髪の男子生徒が入り込みました。
その人の後ろを見ると、5人…でしょうか。学園の生徒が座って話をしています。
「そろそろ良いんじゃねぇのか?」
「良いも何も…ってあれ?」
彼の視線が私に留まりました。てか遅すぎます。私が小さいからとか言いやがったら容赦はしません。
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