198人が本棚に入れています
本棚に追加
「この……ッ」
必死に脚をバタつかせ抵抗するも、男の握力はかなりのものの様で、がっちり捕まれた脚はその程度で解放されそうにありません。
それよりも…
何故こんなときにスカートで出てきてしまったのでしょうか。こんな男に見られる位なら死んだ方がマシです。
そんなことを考えつつ、スカートを必死に押さえつつ、私はしっかりと解決策を模索します。
何よりもまずいのは…この男は恐らく魔法を使える。先程僅かに見えた手には、魔力が纏われていました。
いくら考えても、私の頭に良い案は浮かびません。
その時でした。
最初のコメントを投稿しよう!