プロローグ

5/10
前へ
/45ページ
次へ
「この……ッ」 必死に脚をバタつかせ抵抗するも、男の握力はかなりのものの様で、がっちり捕まれた脚はその程度で解放されそうにありません。 それよりも… 何故こんなときにスカートで出てきてしまったのでしょうか。こんな男に見られる位なら死んだ方がマシです。 そんなことを考えつつ、スカートを必死に押さえつつ、私はしっかりと解決策を模索します。 何よりもまずいのは…この男は恐らく魔法を使える。先程僅かに見えた手には、魔力が纏われていました。 いくら考えても、私の頭に良い案は浮かびません。 その時でした。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

198人が本棚に入れています
本棚に追加