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1階上がるのに28段。5階分上がるので140段。すみません。することがなくて数えちゃいました。
「あ…」
私が教室が1階であることのありがたさを噛み締めていると、屋上へと繋がる扉が見えました。扉に作られた窓からは、青い空が覗いています。
何と話し掛ければ良いのだろう。と私は思考します。結果は、考えは纏まることなく、とりあえずお礼を言おう、と中途半端に収まりました。
私は扉の取っ手を握り、扉を開きました。
「次は俺に決まってんだろ!?」
「あなたは前回したはずですよ」
擦れ合い、ぶつかり合い響き渡る金属の音。巨大な漆黒の鎌を持った男、美しい純白の剣を持った女。
そこは修羅場でした。
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