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たっぷりとグロスのついた唇であたしに笑いかけるユリナ。 うちの店のNo.2で、あたしの親友でもある。 ユリナはあたしとはまったく見た目は違い、いわゆる流行りのアゲ嬢ってやつ。 「おはよ、今日ユリナ同伴なし?」 「いや同伴だよ、今卓で待ってるー。セイは?」 ユリナがいつもの香水を自分に振りかける。 アナスイのスイドリーム 「や、あたし9時すぎまでフリー そういってあたしは煙草に火をつけた。 「まじ?じゃさー今来てる客が枝連れてきてるから一緒についてくんない?派手な子苦手なんだってー」
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