No. 0

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『次のニュースです。大西洋海上に突如謎の大陸が浮上しました。専門家の話ではこの謎の大陸は伝説のアトランティス大陸ではないかといわれており………』 テレビをつけると最近人気のネコミミキャスターがそんな事をいっていて、やよいはいちいちそれに反応していた 「うわ~すごいね。新しい大陸が見つかったんだって」 「そうか?そんなもんが見つかったからって俺の生活にたいして変化ないんだけど」 淡白な反応の透夜にまたも頬を膨らませるやよい 「もう!またそんな事をいって………」 そのときひとりの少女が眠そうな目をこすりながらリビングのドアを静かに開けて 「うにゅ~、ご飯」 なんて事をいった。透夜の妹、舞華である 「あ~!舞華ちゃんおはよう!」 半目で眠そうなの舞華の姿を見るなり、やよいは彼女に抱きついた 「ぎゅむ!………あ~、やよいちゃんだ!」 「今日からおば様たちが忙しいからまた私がご飯つくりにきてるんだよ~」 「ほんと~!?」 「うん♪」 少女たちの笑い声になにやらいっきに華やぐリビング。それをみて 「………朝っぱらから何、女同士抱き合ってんだよ。きもちわりぃ」 ぼそっと素直な感想を述べる透夜。すると何やらにやりと口の端を上げ口元に手をやったやよいが 「あ~?ひょっとしてかわいい妹を取られて嫉妬ですか~?」 などといい 「なんなら、間に入ります?」 「はいる~?」 などとわざわざ人ひとりがはいれるくらいの隙間を開けて見せる 「……………ずっ(←みそ汁をすする音)」 それを無言でかわす透夜 「もう、ほんとのりが悪いな!透夜くんは!」 「無視するのだめなんだよ!お兄ちゃん!」 当然、二人は不満を述べる 「つかお前らは、俺にどんなキャラ求めてんだよ」 「えー!別に~?ただ……ねぇ?」 「ねぇ?」 「………ほんと仲いいのな?まるで本物の姉妹に見えるぜ」 「ほっ、ほんと?」 「ああ」 素直にそう答えてやる。すると 「舞華ちゃんが妹………という事は透夜と私は」 突然ぼそぼそしゃべり始めるやよい。それを不振に思いつつ眺めていると 「なっ、なんでもないの!」 はっと、その視線に気づいたやよいはぶんぶんと顔の前で手を振って何かをごまかした。とはいえ、透夜はそれにたいして興味なさそうにみそ汁をまたすすった
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