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ふぅ…っと未来が小さくため息をつく。
僕に聞こえないようにしたつもりらしいが、僕にはちゃんと聞こえていた。
だって、未来が落ち込んでいないか気にしていたから…。
「ユウくん、バス来たよ。」
「え?あぁ…。」
未来に服の袖を引かれ、僕らはバスに乗り込んだ。
制服姿のカップルがたくさん乗っている。
手を繋いだり、寄り添ったり。
でも僕はできなくて、未来の隣に静かに座っていた。
未来、ごめん…。
カップル達を羨ましそうに眺める未来を見て、僕は心の中で未来に謝った。
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