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僕だってわかっているさ。
寒いのを理由に、いくらでも未来と手を繋げる。
ポケットに未来の手を招くこともできる。
「…ねぇ。ユウくんはあたしのこと嫌い?」
その日の夜、未来からそんなメールが届いた。
「何でそう思うの?」
僕はすぐに返した。
とぼける必要なんてないのに、気付いているのに、僕は未来に聞いた。
返ってきた答えは…。
「何でもないよ。」
絵文字無しの、「。」だけのメールが、何か怖くなった。
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