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2時半に電話が鳴った。
「綾ちャん?今用事が終わったんだけど何処に行けばいいですか?」
「お疲れ様。取りあえず近所のコンビニまで来てくれるなら助かるかな…」
そおいって道を説明して綾はコンビニへ向かった。
途中でママ友達だった親友のちはるに電話をして紹介された年下の子に会う事を話した。
「綾に年下は合わないね」とちはるに笑われた。
「友達だから別に何才でもいいよ。てか男なんて全部一緒だしね…。」
そんな適当な会話をしていたらゆうきに言われていた白い1BOXカーが着いた。
「ちはるごめん。多分ゆうきって子が来たからまた報告の電話するね。」
電話を切ったらゆうきから着信が鳴った。
私はゆうきの車に乗った。
「わざわざ来て貰ってごめんね。」
「いいえ。待たせてすいません」
「敬語辞めてよ。おかしいじゃん」
「あっ、すいません。慣れない人には何故か勝手に敬語になってしまうので多分もお少しで直ります。…お腹空いてますか?どっか行きたいとこありますか?」
「お腹も空いてないし行きたいとこもない(笑)どおする?」
「ここで少し話しながら考えますか?」
メールと同じ少しぎこちない感じのゆうきと自己紹介みたいな会話を続けた。
アタシが適当だからかゆうきも次第に敬語じゃなくなって来た。
気がつくと朝まで今までの恋愛した恋人の話とかを語り合っていた。
「綾もぉ眠いなぁ…こんなに会話すると思わなかったね」
「そおだね。仕事終わりなのにごめんね。送るよ」
特に見た目もいい方だし礼儀正しいしまぁまぁいいじゃんぐらいの印象だったから適当に繋いでおこぉと思った。
ちはるにメールをした。
「まぁまぁな感じでキープは一応しといてもいいかなってレベル」
それから1日何通かのメールを続けて少し疎遠になっていったある日、あたしは仕事を休んで暇だったからゆうきに電話をした。
「久しぶり。覚えてる?」
「もぉ連絡くれないかと思ってたからビックリ。どした?」
「暇!遊んでよ」
「いいよ。どこ行く?」
「友達もぉ1人以上ずつ呼んでボーリングいこ?」
そお言って4人でボーリングに行った。
ボーリングとか生まれて3回目だけど何故か楽しくてはしゃぎまくった。
真夏なのにいつもゆうきは長袖に長ズボンだったから
「ゆうき何でいつも長袖長ズボンなの?暑いでしょ?」
「いや…夏は汗かくし吸い込んでくれるからだよ。ベタベタになるの嫌いだから…A型だしね」
(へぇ-綺麗好きなんだ。B型だから綾なら涼しさ優先だけどね。)
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